札幌Javaコミュニティ第14回勉強会

札幌Javaコミュニティの勉強会も去年の9月からはじめた為、ちょうど1年になりました。12回よりも開催が多いわけで月に1回以上のペースで開催しています。色々と問題もありますが、なにはともあれ継続した開催をするという事は達成できたわけで、今後も続けていこうと思います。
次の目標としてはもう少し人数の定着ですね。現在の勉強会は参加人数がだいたい5〜7名程度。会場費が午前・午後でプロジェクタ込で借りるとおおよそ7,000円です。15人くらいがコンスタンスに集まれるようならばもう少し余裕も出るのですが…。

今回はT2 Frameworkに触ってみようと言うことで、NetBeansを使ってT2を動かしてみました。

NetBeans

普通はEclipseと思いますが、すぐに始められるという点では(特に勉強会のハンズオン等)、NetBeansは楽です。
プラグインであれこれ躓くこともなく、JavaEEプラグインをインストールすれば、APサーバ(GlassFish)もデータベース(JavaDB)もインストールされます。また、これらもサービスパネルから簡単に操作できるわけです。別途Tomcatプラグインを入れたり設定したりということは必要ないので便利ですね。
というわけで、今回もノベリティを配ってきました。

少しづつですが、ユーザも増えてきている模様!

JavaEE入門

続けてT2の簡単なサンプルを見ながら、web.xmlやwarといった基本的な部分を解説しています。
というのも参加者中、半分くらいの人はJavaを業務で使っているわけでもなく、興味を持って参加しているという事もあるからです。非常に簡単ですが、WEB-INFの構成などを解説しました。この辺りの知識は、Javaの開発経験がある人でもたまに「知らない」という人も多いですが・・・。

T2入門

今回は時間の関係でデータベース無しで、簡単なPageクラスを作って解説です。
アノテーションを使ってURLパターンを定義し、戻り値としてレスポンスをテキストなどで返す、非常にシンプルで解りやすいです。反応は結構良かったと思います。

T2の解説

id:shot6プレゼン資料を元にT2の解説を行いました。こちらは先に実装を軽く見てから説明したため、比較的すっきりと理解してもらえたのではないでしょうか。
自分自身も最近はDjangoなど重厚なフレームワークよりも、特にController部分はシンプルなフレームワークが好みです。Javaですと、言語仕様もそうですが、フレームワークも重厚なものが多い傾向です。T2のようなシンプルですっきりとしたフレームワークはもっと流行って欲しいですね。

AMFの話

続けてAMFの話。プレゼン資料にもありましたが、時代はRIA当たり前なわけで、Flexはその選択肢として手札に咥えておきたいところです。あわせてJavaFXをどうでしょうか?という流れで、まずはJavaに慣れている人はJavaFXをやってみましょうと強引に繋ぎました(笑)

T2 + JavaFX

午後はEffective Javaの読書会の予定をキャンセルし、せっかくなので何か作ってみようということになり、ハンズオン形式でアプリを作ってみました。T2でサーバ処理を行い、JavaFXをクライアントとしてAMF通信を行うようなアプリケーションです。
あまり時間がなかったこともあり、文字列をやりとりする程度のアプリしかできませんでしたが、NetBeans+T2で簡単にサーバ処理できるという所は解ってもらえたようで良かったと思います。

次回

次回の勉強会はGoogle App EngineかO/Rマッパーか・・・その辺りをやる予定です。