ソフトウェア開発会社に入って学ぶべき最初の事

主に受託開発がメインのソフトウェア開発を行っている会社に入って学ぶべき最初の事です。よく、プログラミング言語を幾つか学べとか、技術的な部分が重要と言われています。しかし、個人的にはそれも大切かと思いますが、最近は開発プロセス・テスト技法・ドキュメンテーション能力などを学ぶ方が重要なのでは?と感じています。

技術的な部分を後にする理由

技術的な部分は業務を行っている中で、いくらでも学ぶ機会があります。少なくとも1年目や2年目では自分で新しい技術を持ってきて設計したりという事は少ないでしょう。すると、その会社で使われている技術を吸収するというフェイズでも良いという考え方もできるのです。勿論、自分で興味のある分野をどんどん伸ばすことは悪い事ではありません。

開発プロセスを学ぶワケ

別にアジャイルを学べ!みたいな事ではありません。しかし、ソフトウェア開発を進めていく中での作業の1つを取ったとき、その目的と位置づけを理解していない人が多すぎます。例えば、「画面モックアップ作成」というタスクが与えられたとしても、それがどんな開発プロセスの流れで、どんな目的で行われるかを説明できないのです。今、何を何のためにやっているのかを理解することは、ソフトウェア開発では重要な要素です。

テストを学ぶワケ

テストは難しいスキルです。なぜならば、ソフトウェアの実装を理解する必要がありますし、ソフトウェアの仕様も理解する必要があるのです。よく、新人に「テストをやらせる」会社がありますが、ばかばかしい事です。テストに関してトレーニングを実施する会社はあまりありません。先輩もあまり勉強していないかもしれません。自分で基礎的な部分は学習しておくと、かなり楽ができると思います。

ドキュメンテーション能力を磨く

とにかく文章を書くべきです。残念なことかもしれませんが、プログラマはコードを書く量よりも日本語の文章を書くことの方が多い仕事です。文章を正しく組み立て、素早く、解りやすい文章を書く訓練は必要です。ある程度の文章であれば訓練で書けるようになりますが、時間がかかります。なので、早い段階で毎日ブログを書くような訓練をすると、後々大きなアドバンテージとなるでしょう。