OSC北海道に参加してきました

産業振興センターで開催されたオープンソースカンファレンスに参加してきました。本当はもっと運営よりで参加したかったのですが、ちょうど仕事がドタバタしていた時期もあり、今年も参加者として参加です。とはいえ、日本Androidの会のブースで店番だけしていました。参加したセッションと幾つか気になったことです。

一眼レフ自重

はっきり言いますが、もの凄く不快に感じたのがデジタル一眼レフのブームで、かなりの数のスタッフが一眼レフをさげ、断りもなく参加者を撮りまくっていたことです。何人かが…というのであれば気になりませんが、自分が受付の所に行くといきなり3方向から写真を撮られました。これは流石にどん引きです。
デジタル一眼レフが安くなり、興味を持ち、撮りたいというのはいいと思いますし自分も少し興味あるくらいです。ですが、内輪のイベントであるならばともかく、ああいったイベントで知らない人から断りもなく撮り続けられるのは不快でした。

追記の補足

参加者の中でも一眼レフ多かったです。スタッフがそんな感じでパシャパシャ撮っている状況ですから、参加者も同じように撮っていた状況でしたね。

一眼レフは確かに気になりましたねぇ・・・・・まぁ文化なんですけど、色々な人がいることをフィードバックするべきですね、僕は以前にも気になると伝えてありますよ。でも文化なので変わっていないですね。

http://d.hatena.ne.jp/ripjyr/20090621/1245539078

文化なんですか・・・確かにそうかもしれませんね。部屋に1人だけ一眼レフの人がいて色々とっていても確かに気になりません。増殖しすぎているのが問題なのかなぁ。

休憩所等の電源を勝手に使用している人多すぎ

別に貸し切りじゃなかったのですが、休憩所などのパブリックなスペースでノートPCを開き、勝手に電源を使っている人を多く見かけました。施設を普段使用しているから知っていますが、産業振興センターでは1台いくらで電源使用料を払わなくてはなりません。以前、携帯電話の充電を勝手にして窃盗で捕まった人がいますが、勝手に使用している人は電気がタダだと思っているんでしょうかね…。

セッション/jus研究会札幌大会「Java カンファレンス放浪記」

えーと、趣旨はなんだったのか全くもって不明でした。一言で言えば、内輪の昔話を1時間聞かされただけです。コミュニティや勉強会などのブームな中、運営やノウハウなどそんな話を期待していたのですが、ガッカリです。それが外部講師の人だけでやって失敗したというならば解るのですが、講師の中に運営側(LOCAL)の人も含まれていたのがザンネンでなりません。

追記

脊髄反射されているので補足。

id:riaf 内容の説明を読まずにやってきた人に対して、内容を事前に教えろという話。

まず、内容の説明は読んだ上で、他のセッションと参加を検討した上でこのセッションを選んでいます。紹介文を抜粋しますね。

対象者:どなたでもお気軽にご参加ください。
    特に、Java に興味のある方、コミュニティの歴史や運営方法に関心のある方におすすめです。

日本UNIXユーザ会(jus)では、UNIXオープンソースをはじめ幅広い分野の研究発表・事例報告を行う
「研究会」を開催しています。今回はインターネット協会Java 研究部会(通称: Java カンファレンス)の運営に
携わる方々をお招きし、設立から十数年におよぶ活動を振り返りながら、Java を取り巻く状況の変化や
コミュニティの運営方法、さらにJava の最新事情などもお聞きします

確かに、設立から十数年におよぶ活動を振り返ったトークが繰り広げられていました。間違いではありません。ですが、当事者しか解らないようなネタ、うんうんと懐かしむだけのネタ、今のコミュニティとは違うんだよみたいな雰囲気、そんなトークだけで終わるとは誰が予想するでしょうかね。誰でも気軽に参加して楽しめるようなセッションだったとは思いません。
要は自分にとって全く面白くなかったわけです。そういう感想を書いちゃいけないんですかねー。

セッション/「JavaFXでここまでできる!」(仮)

櫻庭さんには前日にSwingのスレッドモデルについてお話してもらいましたが、メインイベントのJavaFXのセッションでした。細かいノウハウとかは無で、FXの特徴のコンパクトな解説です。一言で言えば、FXは今までのJavaGUIの弱点であった構造的なGUI記述を可能にした新しい言語ですよ、ということです。Javaの得意なことはあくまで手続き的な処理を書くことで、同じようにして画面を構築することはできるけど向いていない、そこでFXを使うとHTMLとかと同じように構造的に画面などを構築できるということです。また、オーサリングツールなど今後の展開が期待できるような話も聞くことができました。
尚、このセッションはustream.tvで配信・録画しています(許可をいただき感謝!)。興味のある方は、こちらからご覧ください。プログラマではなくウェブデザイナー系の人にもオススメです。

Djangoフレームワークの紹介

id:nullpobug ことtokibitoさんによるDjangoの紹介でした。もっと基本的なことを押さえるだけと思いきや、様々なアプリケーション(他のフレームワーク的に言えばプラグイン)の紹介や周辺ツールの紹介など結構濃い内容だったです。個々のアプリケーションではどんな事ができるかを軽く紹介するだけで次へ次へと進んでいくのでテンポも良く、時間の割には濃い内容だったと思います。
自分も今後はDjangoを仕事にもつかいたいと考えていますので、非常に参考になりました。他の参加者もDjangoってここまで出来るんだという印象を持ったのではないでしょうか?こちらはPython札幌のid:nakayoshixさんにより配信・記録されていたのでこちらから視聴できます。

まとめ

参加者も去年より多かったにも関わらず運営も大きなトラブルがなくイベントとしては成功したのではないでしょうか?運営のスタッフの方、本当にお疲れ様でした。
しかし、最初の方に書いたように人数が増えたことによって気になる部分がちらほらあったのも事実です。また、Java カンファレンス放浪記のように意図がさっぱり解らないセッションがあったのも残念です。去年参加したときも、中小企業でオープンソースを使ってなんちゃらとかいうセッションがありましたが、そのセッションも自分で全部やれますよという愚痴や苦労話を聞いただけで会場はしらけていたのを思い出します。全部のセッションが最高のクオリティを維持するのは無理かと思いますが、どんな人が聞くセッションでどんな事が得られるのかはアナウンスしたり、確認してセッションをやってもらう事は必要なのかなと。