2-1-2 整数の計算

2-1-2 整数の計算

ソースコードに記述した数字を表示するだけでは面白くありませんので、コンピュータに計算をさせてみましょう。コンピュータは大きな数の計算であっても一瞬で正確に行う事が出来ます。その中でも足し算・引き算・掛け算・割り算は四則演算と呼ばれ基本中の基本ですが、我々計算式を書くの同じように記述できます。
足し算を行うには「+」(プラス)、引き算を行うには「-」(マイナス)、掛け算を行うには「*」(アスタリスク*1、割り算を行うには「/」(スラッシュ)を使います。これらの記号は演算子と呼ばれます。
尚、表示の時にコンピュータは整数と小数を明確に区別することを学びましたが、計算処理の場合でも区別されます。最初は整数に限定して話を進めます。

println(8 + 4);
println(8 - 4);
println(8 * 4);
println(8 / 4);

ソースコードには複数のprintln文を記述できるます。この時、上から順番に実行され行くので処理の流れと呼びます。このように、ソースコードに複数の命令を記述する場合は、ステートメント(命令)毎に改行すると読みやすくなります(改行しなくとも実行できますが処理の流れが掴みにくくなります)。また、演算子の前後にある半角スペースは省略する事もできますが、これもソースコードを読みやすくする為にスペースを入れる事が出来ます。

単純な2数の演算ではなく複雑な計算をさせたい場合、四則演算の原則(掛け算と割り算を優先し、足し算と引き算は後から行う)に従う計算式を記述します。

println(2 * 3 - 3 * 4);

また、算数で習ったように括弧を使った計算式も記述できます。

println((2 + 3) * 10);

このように我々が自然に記述する計算式はそのままソースコードの中に記述できます。

練習問題
  1. 1から10までの整数の合計を計算するプログラムを作成しなさい
  2. 1日は何秒か計算して表示するプログラムを作成しなさい。
  3. 上辺が128、底辺512がで高さが256の台形の面積を計算して表示するプログラムを作成しなさい

*1:スターとも呼ぶ