50-Hello, Worldから始めよう
「プログラマが知るべき97のこと」の50個目のエピソードは、プログラミングの原点に関する話です。長くプログラミングを続けていたり、マネジメントやその他の業務が多くなってくると、基本的な事を忘れがちです。焦って自分を見失っている時などは、原点、すなわちHello Worldをテキストエディタで入力する事に戻ってみようという話が書かれています。
この事はどんな時にでも重要な事です。ちょっと実装で詰まったとき、設計がどうも納得できないとき、交渉事がウマくいかないとき、様々な困難に当たったとき、疲れた頭でより複雑に考えていても中々解決することはありません。よく、「今日は帰ろう。明日の朝には解決するさ」という会話を同僚としますが、これは問題を放棄して早く帰りたいわけではないです。煮詰まったときはより複雑な方に思考が行くだけでなく、夕方から夜では既に集中力はありません。頭をリフレッシュしてシンプルに整理してみると、あっさり解決することは経験的にも多いです。
このエピソードに書かれているように、たまにはIDEを閉じてテキストエディタでコードを書くのも良いでしょう。
public class HelloWorld { public static void main(String[] args) { System.out.println("Hello, World"); } }
・・・・せめてScalaかJavaScriptあたりにしておきます。そういえば、初心者だった頃はこの長ったらしいHello Worldを書くのに何度タイポしたものか。
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