2010年振り返り

気がつけばもう2010年も終わってしまいます。
去年は年末に振り返るのを忘れ、年明けに振り返りを行ってしまいました。今年は今年のうちに振り返りたいかと思います。

良かったこと・継続したいこと

何はともあれ、EtupirkaCMSのリリースを行えました。本当はもっと早く9月くらいにはリリースしたかったのですが、あれこれと機能を拡張していったり、ユーザビリティやユーザ層を考えていくと物足りなさを感じたりと、気付けば年末までずれこみました。妥協しても良かったのですが、スピードよりも初回イメージを優先した形です。おかげでGoogle App Engineについても様々なノウハウを蓄積することができ、今後の自分の武器としていきたい所です。
また、年始に今年の目標で書きましたが、テンプレートエンジンのpirkaengineを活かす事ができました。そして、自ら実際に使いながら成長させることができました。継続的な開発、特に十分な単体テストが開発に安心感を与えてくれています。テスト駆動開発はこれからも推し進め文化として定着するようにソフトウェア業界で動いていきたいです。
また、コミュニティ活動では春に id:t_yano 氏を迎えてWicketの勉強会を行ったことをはじめとし、月2回のペースで開催できました。特に多かった話題は、Javaの基礎・GAE・単体テストです。この流れは来年も続けたいかなと思っています。まずは年始のTDD Boot Campです。自分としての業界へのアウトプットとして続けていきます。
仕事の方では転職した会社で開発のノウハウを伝え生産性の向上を目標に動いています。まだまだ効果は見えてきていませんが、基礎スキルを向上させるための研修を行ったり、ペアプログラミングの導入によりコミュニケーションとレビューの質を向上させたり、単体テストの方法を伝えHudsonを導入しテスト件数の可視化を行うなど楽しく単体テストを行えるようにしたり、積極的に設計手順を見せたり検討をかけることで設計力を向上させたり、ユーザの要求を引き出すための考え方や方法を伝えたりと行っています。

反省と改善点

今年の反省点は走りすぎた点かもしれません。周りへの意識が少なくペース配分を間違えスピードを出し過ぎた部分があります。時には立ち止まり周囲を意識していかなければと感じました。自分だけの部分はスピードはあげ人とやる部分はもっと上手く協調できるようになればと思います。
また、ブログが月に1−2会の更新になってしまうなど、アウトプットが偏っていました。プログラミングは楽しいのですが、ドキュメントやブログなど、どこかの誰かが何時か役に立つ情報をもっとアウトプットしていきたい所です。そんな所もあって、今は97きのこ本のエピソードを1日1本書いています。ちゃんと107まで続けられるようにするのが最初の目標です。オープンソースとしての貢献はこれからも続けます。Slim3のサンプルとして活用して欲しいなと考えていたEtupirkaCMSのソースが参考にされているという話を何回か聞いて非常に嬉しかったです。

というわけで、2010年もオシマイ。2011年はどんな年にしましょうか?自分も35になります。今年は一気に進むような年でしたから継続と改善がテーマかな?経験を積み、もっと高みを目指したいと思います。